【読書感想文】成長する組織をつくる1on1マネジメント
こんにちは、トーマです
10月から、リーダー側の立場として社内で1on1をやることになりました。 多少のノウハウはあるものの、参考までにと思いkindle unlimitedで掲題の書籍を読んでみました。
この書籍では、メンバーを5つのタイプに分け、それらに応じたマネジメントをしていく、という話が掲載されていました。 その5タイプについて、私の見解も交えて紹介したいと思います
①他者誘導型
『自分を中心に考え、自己の利益を追求するタイプ』
字面だけ見るととっつきにくい印象ですが、「個人の頑張り=成果」というシンプルな考えなので マネジメントしやすそうに感じます。 頑張れば頑張った分だけ報酬が得られる、という構図が作れれば自立してくれるでしょう。
一方で、会社が傾くなど報酬で報酬で応えられない状況になると一気にモチベーションが下がるため、注意が必要です
届けたいメッセージ
『目標を実現できればこれだけの報酬アップが期待できるから、そのために手伝えることはないか?』
②組織貢献型
『相手との関係性を重視し、組織の一員であることに大きな価値を見出すタイプ』
組織にとってもチームにとっても必要な存在だと思われることに価値を見出すタイプです。 偏見ですが、多くの人はこちらに該当するのかなと思っています。
自己の利益よりも、チームや組織に認められることを大事にするので 報酬や地位ではなく、気持ちを伝えることが何より大事だと思います
届けたいメッセージ
『あなたの頑張りのおかげで皆助かっている。あなたがこれからも必要だ。』
③組織調整型
『組織全体との調和を重視し、組織内で承認(昇格・昇進)されたいと考えるタイプ』
私はこのタイプです。 ②と似ているのですが、自分の実力を示し、人の上に立ちたいと考えるタイプです。 私だけかもしれませんが、報酬よりも地位を重視します。 「給料2万円アップ」「給料1万円アップ+昇格」であれば迷わず後者を選びます。
地位を欲する理由は様々だと思いますが、本人の適正も見極めたうえで 小さめのチームを束ねてもらうなどすれば、モチベーションは高まると思います。
届けたいメッセージ
『次のポジションにいける実力があることをアピールするため、目標を考えよう。』
④理論運用型
『自分のやり方で周囲を動かし、成果を上げたいタイプ』
自分の力で周囲をリードして成果を出すことに価値を見出すタイプです。 ①と似ていますが、こちらはプレイヤーよりもマネージャーや経営側に回りたいタイプだと思います。
「自分のやり方で」とある通り、右に倣えでやっていくのはあまり好きではなく 自分が考えたやり方で結果を残すことを何より大事に考えるので、やり方を押し付けないのが大事です。
届けたいメッセージ
『この課題を解決するためにはどういうことができるか、あなたにも考えてほしい』
⑤正義調和型
『同じ志を持つ仲間と共に、お客様や世の中に貢献していくことにやりがいを感じるタイプ』
ただ目標を達成するだけでなく、それによって多くの人に良い影響を与えることに価値を見出すタイプです。 サービスをリリースして終わり、ではなく、そのサービスが実際にどう利用され、どう評価されているかまでを意識します。
上辺だけでの目標や成果には興味を抱かないことも多い為 最終的にどういった状態を目指すかをしっかりと考え、マネジメントすることが大事です。
届けたいメッセージ
『より多くの人の価値となれるようなサービス開発を共にしていこう』
おわりに
だいぶ独断と偏見が混じっていますが、こういったタイプがいるということは覚えておいた方がいいです。
メンバーにも1人1人個性があり、当然目的や価値観も異なります。
大事なのは、自分のやり方を押し付けるのはなく、1人1人に寄り添ったマネジメントをしていくことだと考えます。